
ペットの助かる命を助ける。いざという時に私がアンク(我が家の10才のおす犬。路上保護犬で家族になって2周年)の救急隊員になれるように、日本初上陸のペットの救急法—《ペットセーバー プログラム》を受けてきました。
1日で、基本的な実践が学べます。
私の場合は、ペットの救急法として
❶〈ペットセーバー ベイシック&アドヴァンス講習〉 (心肺蘇生法、止血法、異物除去法など) ❷〈ペットセーバーERT(Emergency Rescue Technician 救急救助員) 〉 |
の2つを1日で受講しました。
元国際レスキュー隊員でアメリカのペットの救急法指導団体《Pet Tech》のインストラクターであるサニー神谷さんの指導は、とにかく的確!
海外の事例も含めて最新のケーススタディを動画でも紹介してくださるので、講義も飽きることなく、知識と実践を取り混ぜてテンポ感がある進行だったので、とろい私でもしっかり知識と技術を身につけてこられました。

1日の受講しただけの方で、これまで人の救助ができたケースも10人以上いるそうです。
自然災害などのリスクも増えた世の中ですが、「自分だけは大丈夫」という思考停止ではなく、起こり得る想定ケースを具体的にシミュレーションして準備すれば、何かあったときにも行動できるオプションが増えるわけですね!
下の動画は、ハーネスやリードがなくてもロープで即席につくれるリードです。動画掲載OKということなので、シェアします。
最後に一つ。気になったことをシェアしたいと思います。
日本にはまだ消防署にペット用の酸素マスクがひとつもないそうです。アメリカや欧州では、非常時には飼い主もペットも同じ命として等しく救うという理念と救助法、教育が徹底しているそうです。
アメリカでは地域の子供が《Pet Tech》のインストラクターとしてもっと小さい子どもに教えたり、学校で保護センターにいって、子供が保護された動物と対話して〈この子達はなんでここにいるのか〉〈ここから出る方法はないのか〉ということを自分の頭で考えて、レポートを書くそうです。
ペットと毎日過ごすほどに、いのちはすべて等しいと感じます。いざと言う時こそ、自分の頭で考えて行動が必要ですよね。何より時間が限られる救助は、プロから正確な知識を教えてもらい手を動かして学ぶのがいちばん。日本全国で講習されてますので、ペットがいらっしゃる方はぜひチェックされてみてください。
ちなみに、シニア犬に入ってくると心臓が弱くなってくるので、心肺蘇生で使うマッサージを軽ーくやってあげると良いそうですよ。うちでも、今、毎日軽くやってます。
INFO:
ペットセーバー・プログラム
https://petsaver.jp/
ペットの助かる命を助けるために!元国際レスキュー隊員・サニー神谷さんが「ペットの救急法」および「ペットの防災、避難所対策等」の講習を行っています。全国巡回してるので、地元開催をチェックされてみてください。来年初めまで予定が出ています。
サニーさんの豊富な経験からの指導は実に的確!常にケーススタディのアップデートをされてるので、リピートしたいと思いました。